2012年9月27日木曜日

vuescanとカラーネガのホワイトバランス

こんばんは。久し振りにフィルムのスキャンの話です。
vuescanのあれこれは過去のブログ(wordpress)に書いてあるのでご一読していただいて、ここでは懸案(?)のホワイトバランスについてです。

スキャンすれば全うな色になる、というのは幻想でしかないようでして、特にvuescanに関してはコツがあるようです。とはいっても大丈夫、簡単です。

ネガフィルムのprofileが vuescanにはプリセットであるけど、現像の条件が微妙に違えば色味も変わるし、あてにしないほうがいいかと。
今までLightroomでホワイトバランスやスプリットバランスを弄ったり、photoshopでいじったり試行錯誤しましたが、結局のところ vuescan単体で追い込んだほうが簡単です。

ここでは、フィルムベースを含むコマのプレビューでフィルムベースのロックが終わっている段階からのお話をします。メニューの設定(カラータブ)の設定は、

 カラーバランスはマニュアルにしておきます。「ホワイトバランス」でもいいのですが微調整のためにもマニュアルのほうがいいかと。
で、フィルムベースのロック(フィルムベース用のコマをプレビュー→フィルムベースのロックのチェック→もう一度プレビュー)後に Rawファイルを読み込むと、



 そう、なんか変な色ですよね。海外のフォーラムでも話題になることがありますが、何故か blue tintがかかることが多いように思います。
さて、いよいよ調整です。とはいっても簡単で、Macだとoption keyを押しながら(マウスポインタが+印になります)、画像の中の中立グレーの箇所に合わせて右クリックするだけです。ここでは路肩のブロックに合わせてみました。


ね、簡単でしょ?そうするとメニューの中の値もそれに合わせて変わっているわけです。
おもしろいのは中立的なレッドが大きく変わって、グリーン・ブルーはほとんど変化しないってところでしょうか。


 ここでまだ色かぶりが残っているようであれば、中立レッド・グリーン・ブルーを少しずつ動かして微調整します。(私の環境ではブルーは1のままがほとんどでした)

  さて、あとはコントラストも少しすっきりさせておきましょう。


 「曲線グラフ」(マックだと command key + 3 )をほんの少しS字にするとしゃっきりします。「黒白グラフ」で白飛び・黒つぶれもある程度是正したらできあがり。

 私は Raw読み込みの iniファイルを作ってあって、その中でメニューの初期設定は
 「カラーバランス」・・・マニュアル
 「ブラックポイント」・・・0
 「ホワイトポイント」・・・0.5 (デフォルトは1)
 「曲線低」・・・0.3(デフォルトは0.25)
   「曲線高」・・・0.7(デフォルトは0.75)
です。vuescanの iniファイルで以上の値に設定しておくとだいたい良い感じになるように思います。

英語だと

  そうして vuescan上で上のメニューの値で仕上がった画像は


 こうしてできあがった Tiffファイルを Lightroomとかで好みに仕上げれば完成です。


2012年9月18日火曜日

私のスポーツスター


 長らくかかっていた 2012年式スポーツスター48のカスタムが終了しました。タンクも変更したので、もはや48、ではなくただのオレ流スポーツスターとなってしまったけど。

 Richo GXR + Industar69 28mmF2.8(以下同じ)

結局、購入してからの変更点をまとめると
1)ドラッグバー
2)1)に伴うフロントウィンカー移設
3)カスタムタンク3.2ガロン
4)K&Hシート(ラペラのソロシートから変更)
5)オーリンズリアサスペンション
6)S&Sエアクリーナー
7)バンス&ハインズスリップオン
8)クリヤキン ISO grip
9)ヘッドライトバイザー
10)タンクリフト(2インチ)+イグニッション・コイル移設
11) La Rosa サドルバッグ
12) サンダーマックス
13) 燃料計(LED)


 タンクについては結構悩んだけど、GSの開いていない早朝に走ることが多いこともあり、海外のカスタムショップからワンオフのものを輸入した。さすがにペイントは安いだけあって不安が残るので後日塗り直しを業者にお願いするかも知れない。


 リアサスペンションは定評のあるオーリンズのものに変えた。もう段差を越えてもお尻はシートから浮かない(笑)し、とても乗りやすくなった。あとK&Hのシート。
長時間のライディングでもお尻が痛くなることがなくなったし、加速時のホールドも格段によくなった。

 まあ自己満足でしかないけどね。
 

2012年9月2日日曜日

sportster 48のタンクリフトなど。

スポーツスター48が納車されてからいろいろと手をいれている。
今のところ、
1)サンダーマックス(Burnさんでセッティング)
2)S&S stealth Air Cleaner
3)Vance & Hines Slip-ons + Quiet Baffles
4)La Peraシート(ストックのは硬いし乗り心地がよいとはいえない)
5)Kuryakin ISO grip
6)ヘッドライトバイザー
走りに関しては、いずれリアのサスペンションをオーリンズのものに変える予定。

さて、今回はタンクのリフト+イグニッション・コイル移設という見た目オンリーの変更をすることにした。
タンクリフト・ 移設キットは DK Customというショップに注文したが、1週間程度で到着したことにはびっくりした。プラグコードも一緒に買うことをおすすめしたい。

以下の所要時間はだいたい1〜2時間かかります。
送られてきたキットの他にネジロック剤が必要。 移設キットには入っているが、念のため(配線の取り回しミスの場合に備えて)長いタイラップを用意するといいだろう。
以下、作業の写真は iphone。

さて、まずはタンクをはずす。
基本的電気系統をいじるときには最初にメインフューズをはずす必要がある。

  タンクはまず3つ接続をはずさなくてはならない。1)燃料のラインをはずし(ガソリンが少したれるのでタオルをひいて)2)ドレーンラインをはずし3)ついで、ECMカバーの中にあるカプラーをはずす。
 そうしてフロント側・リア側の固定ボルトをはずすと外すことができる。
 タンクをはずすとフレームに固定された電線のカバーがむき出しになる。
  このプラスチックカバーはネジが1本と、あとは電線間とのタイラップで止まっているだけなので、タイラップをカッターで切ってネジをはずしてえいや、っと。
 イグニッション、コイルはタンク固定ボルトとの間のコの字をした金具にとまっているのでトルクスネジをはずしてエンジンの左側、シリンダーの間に移動する。
  説明書に従って送付されたネジ、ワッシャー、ゴムの台座を使ってコイルを移設用の金具に仮止めするが、ネジの固定部分にはロック剤を塗っておく。
 シリンダーカバー(っていうのかな)を止めている左側のネジ2本を外して、ネジにロック剤を塗ってからワッシャーをシリンダー側にしいてから金具を仮固定する。

 コイルの位置がシリンダーのまん中にきて、左右のシリンダーに接しないことを確認してから仮固定のネジをきっちりしめこむ。そのあとにイグニッションを送付されたゴム台座、ネジ(ロック剤を忘れずに)ともともとついていたワッシャーを使って固定する。
 イグニッション、コイルの配線は電気工事用テープで一緒にしておくと良い感じ。
あとはタンクリフトキットをタンクのフロント側に假固定しておく。
 配線はカプラーがいくつもあり、そのままタイラップでとめると丸見えになってよろしくない。いろいろと悩んでカプラーを一つずつはずしてフレームの上側ではめこむことによってフレームの上を螺旋状になるように取り回しをした。
 
 そこにタンクをのっけてみて変にはさむこまれてトラブルの原因にならないような位置を決めて配線をタイラップ5〜6本でとめた。タンクのフレーム側にある凹みの幅はリア側のほうが若干広いのでそこをうまく使うことがコツ。
 同様にスロットルのワイヤーもタイラップでとめるが、これはエンジンにワイヤーが接触しないようにしておいたほうがよいと思う。

Richo GXR M_mout unit + Summar50mmF2

タンクは2インチのリフトをしているので前方のシリンダーの間がかなりすっきりする。
ただし、リフトすることによってタンクの有効容量は少し減るとのことだ。

Richo GXR M_mout unit + Summar50mmF2 
 
後ろからみるとタンクの前があがっているのがよくわかると思う。
仕上げはハンドルをドラッグバーに変える予定。