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2013年6月12日水曜日

生き返った Isoletteと朽ちた場所

数週間前の話。

以前、このブログで紹介した Agfaの Isoletteだが、その後蛇腹にピンホールが開いてしまったので使うことができなくなっていた。(よく見ると以前の写真にも光線漏れらしき像があると思う)

このAgnarレンズ、Isoletteのシリーズの中では一番廉価なものなのだが、その上位レンズである Apotarや Solinarはネットで見る限り私の好みでない。廉価だけどこのレンズがとても気に入っただけに非常に残念だった。
多重露光も簡単だし、目測式のおかげで撮るときも構図・露出を決めたら距離を設定するだけで撮影できるのがいい。

国内で蛇腹の交換をお願いすることも検討したが、いかんせん値段がべらぼうに高い。

ところが、ある日何の気無しにネットで調べていると、イギリスに Isolette用の蛇腹を作っている人がいることがわかった。

リンクはこちら

自分のカメラのメンテが高じていろんな蛇腹を作成されているようで、値段も日本の業者に頼むよりもはるかに安い。

連絡を取ってみるとカメラを送ってくれれば交換してくれるし、新品の蛇腹を送ることも可能だよとのことだった。こういう作業は慣れている人のほうがいいに決まっている。

さっそくEMSで Isoletteを送り、代金をPaypalで支払ったのだが、送ってから一週間以内に返送してくれた。ありがたい。
蛇腹の交換もきれいにされているし、蛇腹の質もいい。

ということで、Tri-Xをいれて週末の早朝ツーリングにでかけた。
ルートは以前にも訪れた滋賀県の朽木周辺から R477を通って大阪に帰ってくるという計画で。

朽木についたのは午前6時過ぎ。
のんびりと集落を縫うように走っていく。

5月も末のせいか、集落で働いている人たちは増えたようにも思う。
この土地で、寒い時期を乗り越えてがんばっている人たちの姿を見ると胸が熱くなる。



あたりを眺めながら写真も撮らずにのんびりと走っていたのだが、気がついたら集落を通り抜けて朽木西小学校のあたりまできてしまった。
小学校のそばにバイクをとめて散策してみたが、この小学校はまだ現役のようだ。
周辺をしばらく歩いていると、道路の反対側、はるか遠くに廃墟と化した民家が一つ、その横に蔵があるのが見えたので歩いて近づいてみたが、何か不隠な空気を感じる。
 最初は地面に植木?のようなたモノが散乱しているなあ、と思っていたがどうやら違うらしい。



ついつい多重露出になってしまっているからわかりにくいとは思うけど、おそらくヘアモデル用のマネキンの頭を焼いたもののようだ。
なぜ、そんなものがこんなにたくさん、しかもこんなところに・・・。

薄気味悪いのでさっさとその場所を離れて県道110号線を走り、さらに県道38号線に抜けていく。
38号線は走りやすく、車も人もまったく見かけないのんびりした風景が続く。

しばらく走っていると右側に捨てられたようなバンガローが見えてきたのでバイクを止めてみる。
付近を散策するとどうやら廃校となった高校の施設のようだ。



朽木といい、この近辺は時間に取り残されたかのような場所が多いのだろうか。



そんな廃墟を後にして、R162(周山街道)の美山を経て R477に抜ける。
適度なカーブを楽しみつつ R477から府道46号線にぬける。

近くに採石場があるせいか道がほこりだらけだ。
そんな中にパノラマちっくなミラーがあったので最後に自画像を撮ってみた。



凸の鏡なのでぎゅっと左右が縮んでますが。
やはり蛇腹は軽くて携帯性がいい。写りもいいので、Isoletteの出番も増えそうです。

撮影データ
 Agfa Isolette I + YA3
  Kodak Tri-X / Rodinal 1:25 EI400 development

なお、Isolette Iのフィルターは純正はかぶせ式だけど 19.5mmのフィルターをねじ込むことができるのでケンコーの特注フィルターである 19.5mm YA3を使ってます。




2013年4月26日金曜日

心が疲れた休日の朝はどうするのか

つまり前日から心が摩耗してしまっていて、明日休みか・・・という状態。

そういうときは前日の夜から必死になって掃除・洗濯をする。
何かに集中して体のギヤをうまく変える、というか。

きちんと食事を作ってさっさと寝る。決して夜更かしをしないようにして休日の朝は5時には起きる。
そうすると起きた頃には少しだけましになっている。

 iphone 

 行き先はできればカフェがいい。お店が開く時間に合わせて走る。

 カフェはあくまで目的地だからそれまでの道のりは時間の許す限り寄り道をしまくる。
 おもしろそうな道を走るのもいいし、自分がピン、とくるような場所でバイクを止めるのもいい。

 Agfa Isolette I + Tri-X ( Rodinal 1:50 )

 満足したらカフェに行くだけ。寄り道は終了する。

 
iphone

単身赴任な自分を待ってくれているのは老猫だけ。
前日に家事は終わらせてあるから、後はのんびりすればいい。
シャワーを浴びて猫を膝に載せて飲むビールがうまければ全てよし、みたいな。 





2013年4月1日月曜日

バイクで彷徨うこと

 バイクなんて好きなように走ればいい、ってのはある意味正論だ。
 しかし、どこかに向かって走ることの方がそれなりに満足感もあるし旅をしたなあ、って気持ちになるように思う。

 それでも、今回はあえて適当に目的地を決めて適当に走ってみた。
 今回の気分はきれいな海岸線の続く、和歌山の海だったのだが。

 Exakta Varex  VX + Biotar 58mmF2 / Efke R100

 ・・・何故か大小さまざまな(とはいってもほとんどが大型の)落石のちらばるガードレールのない山道に入り込んでしまった。
 いけるかな?とか思いつつ走り続けること約5km、なんとか走りきることができてほっとする。
 車高の低いスポーツスターだけど、こんな道でもそれなりに走れることがわかってよかった。
 
 そんな林道を抜け後も、知らない道を知らないまま走り続ける。春の陽気が気持ちいい。

 川沿いの道を走っていると、春・平和、といっった言葉のよく似合う小さな集落に出会った。
 素朴な中学生?がヘルメットをかぶって自転車に乗っている静かな場所。

Exakta Varex VX + Biotar 58mmF2 / Efke R100

 バイクを止めて、てくてく歩いて行くと咲きかけの桜のある学校を見つけることができた。
 
 道を歩く人は誰もいなくて、聞こえるのは風の音だけ。
 たまにはこういう時間が必要なんだよな、とつくづく思う。特にカオスのような大坂に住んでいる自分にとっては。
 そんなことを考えながらゆっくり一服。いいね、こういう週末。

 ナビをみながらこっちのほうがおもしろそうかな、と思いつつ走っていく。しばらくすると再び静かな山道に入り込む。
 まるで時間が止まっているかのような家がぽつぽつとあるような場所。

 
 Exakta Varex VX + Biotar 58mmF2 / Efke R100

 古ぼけて朽ち果てたかのような機械、って心惹かれるんですよね。
 ああ、趣のある錆び具合だなあ、とか感心してしまいます。 

 海を見てのんびりしてよければ桜を見たりして、とか考えて走り始めた土曜日でしたがどこを走っても楽しいものですね。
 何をみてきたの?と問われると返事に困るけど。

P.S. 今回は最近ウクライナからやってきた Exakta Varex VXに Efke R100を詰めて写真を撮ってきました。

 1/1000でシャッター幕の同期がとれていないせいか縦に縞が入る。まあ布引きのシャッターで1/1000はおまけみたいなものなのでいいかもしれない。 

 いつものひさなが光機さんにお願いするか検討中です。どうしようかな。


 

2013年2月22日金曜日

スポーツスターその後

ご存じの通り(一部の人は)、以前はハーレーのファットボブっていうバイクに乗っていたが今はスポーツスターが愛車となっている。
久しぶりにバイク屋でファットボブを見たのだが、久しぶりに見る旧愛車は結構でかく感じて笑ってしまった。

フォーティーエイトはそのちっこいピーナッツタンクがスタイルの売りになっているバイクではあるけど、ちまちまとガソリンを給油するのに疲れた。結局容量の大きいタンクにかえてフォーティーエイトではなくなってしまったが・・。


in state
KowaSix + Fuji RealaAce

その後、いろいろとまた手を入れまして、

ハンドル・・・キジマ製 760mm 15度 ドラッグバー

680mmのやつでもそうですが、ちょいとミラーとタンクとの間のクリアランスが悪くなるしミラーが足ばっかり写って見がたいので、ライザーを。

ライザーには国産のもありますが高いので、これを
送料込みで100ドルしないし、取り付け用の長いボルトとのキットなので届いたら付けポンでいけた。おすすめ。

あとはエキゾースト。ストック+スリップオンもいいのだけれども、やはり右旋回のときにどれだけ気をつけてもガリッとやってしまうし、ちょいと変わったものがいいよな、ってことで日本では V&Hが扱っている RSD tracker 2 in 1 に替えた。

 ただし、サンダーマックスの O2センサーが長くてそのまま取り付けるとフロントでフレームに干渉するため O2センサーの取り付け口を溶接でつけ直してもらう必要がある。

KowaSix + Fuji RealaAce

まだまだ寒いけど、あちこち走りに行きますかね。



2012年9月18日火曜日

私のスポーツスター


 長らくかかっていた 2012年式スポーツスター48のカスタムが終了しました。タンクも変更したので、もはや48、ではなくただのオレ流スポーツスターとなってしまったけど。

 Richo GXR + Industar69 28mmF2.8(以下同じ)

結局、購入してからの変更点をまとめると
1)ドラッグバー
2)1)に伴うフロントウィンカー移設
3)カスタムタンク3.2ガロン
4)K&Hシート(ラペラのソロシートから変更)
5)オーリンズリアサスペンション
6)S&Sエアクリーナー
7)バンス&ハインズスリップオン
8)クリヤキン ISO grip
9)ヘッドライトバイザー
10)タンクリフト(2インチ)+イグニッション・コイル移設
11) La Rosa サドルバッグ
12) サンダーマックス
13) 燃料計(LED)


 タンクについては結構悩んだけど、GSの開いていない早朝に走ることが多いこともあり、海外のカスタムショップからワンオフのものを輸入した。さすがにペイントは安いだけあって不安が残るので後日塗り直しを業者にお願いするかも知れない。


 リアサスペンションは定評のあるオーリンズのものに変えた。もう段差を越えてもお尻はシートから浮かない(笑)し、とても乗りやすくなった。あとK&Hのシート。
長時間のライディングでもお尻が痛くなることがなくなったし、加速時のホールドも格段によくなった。

 まあ自己満足でしかないけどね。
 

2012年9月2日日曜日

sportster 48のタンクリフトなど。

スポーツスター48が納車されてからいろいろと手をいれている。
今のところ、
1)サンダーマックス(Burnさんでセッティング)
2)S&S stealth Air Cleaner
3)Vance & Hines Slip-ons + Quiet Baffles
4)La Peraシート(ストックのは硬いし乗り心地がよいとはいえない)
5)Kuryakin ISO grip
6)ヘッドライトバイザー
走りに関しては、いずれリアのサスペンションをオーリンズのものに変える予定。

さて、今回はタンクのリフト+イグニッション・コイル移設という見た目オンリーの変更をすることにした。
タンクリフト・ 移設キットは DK Customというショップに注文したが、1週間程度で到着したことにはびっくりした。プラグコードも一緒に買うことをおすすめしたい。

以下の所要時間はだいたい1〜2時間かかります。
送られてきたキットの他にネジロック剤が必要。 移設キットには入っているが、念のため(配線の取り回しミスの場合に備えて)長いタイラップを用意するといいだろう。
以下、作業の写真は iphone。

さて、まずはタンクをはずす。
基本的電気系統をいじるときには最初にメインフューズをはずす必要がある。

  タンクはまず3つ接続をはずさなくてはならない。1)燃料のラインをはずし(ガソリンが少したれるのでタオルをひいて)2)ドレーンラインをはずし3)ついで、ECMカバーの中にあるカプラーをはずす。
 そうしてフロント側・リア側の固定ボルトをはずすと外すことができる。
 タンクをはずすとフレームに固定された電線のカバーがむき出しになる。
  このプラスチックカバーはネジが1本と、あとは電線間とのタイラップで止まっているだけなので、タイラップをカッターで切ってネジをはずしてえいや、っと。
 イグニッション、コイルはタンク固定ボルトとの間のコの字をした金具にとまっているのでトルクスネジをはずしてエンジンの左側、シリンダーの間に移動する。
  説明書に従って送付されたネジ、ワッシャー、ゴムの台座を使ってコイルを移設用の金具に仮止めするが、ネジの固定部分にはロック剤を塗っておく。
 シリンダーカバー(っていうのかな)を止めている左側のネジ2本を外して、ネジにロック剤を塗ってからワッシャーをシリンダー側にしいてから金具を仮固定する。

 コイルの位置がシリンダーのまん中にきて、左右のシリンダーに接しないことを確認してから仮固定のネジをきっちりしめこむ。そのあとにイグニッションを送付されたゴム台座、ネジ(ロック剤を忘れずに)ともともとついていたワッシャーを使って固定する。
 イグニッション、コイルの配線は電気工事用テープで一緒にしておくと良い感じ。
あとはタンクリフトキットをタンクのフロント側に假固定しておく。
 配線はカプラーがいくつもあり、そのままタイラップでとめると丸見えになってよろしくない。いろいろと悩んでカプラーを一つずつはずしてフレームの上側ではめこむことによってフレームの上を螺旋状になるように取り回しをした。
 
 そこにタンクをのっけてみて変にはさむこまれてトラブルの原因にならないような位置を決めて配線をタイラップ5〜6本でとめた。タンクのフレーム側にある凹みの幅はリア側のほうが若干広いのでそこをうまく使うことがコツ。
 同様にスロットルのワイヤーもタイラップでとめるが、これはエンジンにワイヤーが接触しないようにしておいたほうがよいと思う。

Richo GXR M_mout unit + Summar50mmF2

タンクは2インチのリフトをしているので前方のシリンダーの間がかなりすっきりする。
ただし、リフトすることによってタンクの有効容量は少し減るとのことだ。

Richo GXR M_mout unit + Summar50mmF2 
 
後ろからみるとタンクの前があがっているのがよくわかると思う。
仕上げはハンドルをドラッグバーに変える予定。

 

2012年8月12日日曜日

Forty-Eightの慣らし運転

最近納車されたハーレーのスポーツスター、Forty-Eightのカスタムも少しずつ進んできた。現在のカスタムは
1)ThunderMax(アイドリングは800回転)
2)S&S Stealth AirCleaner
3)V&H slip-ons + 消音バッフル(バッフルの効果はよくわからない)
4)Kuryakin ISOグリップ(いつものやつ)
5)黒塗装されたヘッドライトトリムリング(やはり外観は大事)
といったところ。
ThunderMaxは入れてからあまり走っていないので、今日はバイクとTMの慣らしを兼ねて朝7時に家をでた。コースはよく走る奈良の道。

MAPは

より大きな地図で 朝練 を表示

カメラは・・・マミヤユニバーサルプレスに type667、FP100Cを1本ずつ。
Forty-Eightはタンク容量が少ないので給油地点に気を遣う。針テラス近くにあるGSは朝7時半からの営業だということを前回知ったのでそのぐらいに着くように出発。

TMを入れて高速に走るとエンジンがよく回ることに驚く。ただ、振動と風圧の関係もあって実際に気持ちがいいのは80-90km/hぐらいというオチもある。ここらへん、過去の相棒であるファットボブには適わないね。

給油ポイントで満タンにして(給油量4Lには泣けた)、小倉まで進んでやまなみロードを走るが、今日は時間も限られているので県道782,80号線を経て月ヶ瀬に向かう。

まだ時間も早いこともあって日差しも強くはないのでモノクロで写真を撮る。



しばらく走ると村の集会場のような場所に出ることができた。ちょうどモノクロのtype667を使い切ったのでカラーのFP100Cにフィルムを詰め替える。


その後、特に車とすれ違うことなく、あっという間に月ヶ瀬の入り口についた。
湖畔を走りながら少しずつペースを上げてみたが、やはり右コーナーはあっという間にマフラーが擦ってしまう。擦るとバイクは左に流れるし鬱陶しい。
スピードを十分に落としてリーンインで右コーナーを走ればいいわけだ。


 この後はきっちりと走って針インターから名阪国道に乗って帰宅した。

ついでに iphoneで動画を撮ったので、バイクの音など聞いてやって下さい。ではまた。