こんばんは。
通勤・散歩でかさばらないカメラ、という意味での新しい相棒としてオリンパスのXAを買ってみました。
もともとがそれほど高くないカメラであったので中古屋で探してみるとone諭吉以下で手に入れることができてうれしかった。
レンズ;zuiko 35mmF2.8(四角の絞り)
撮影モード;絞り優先
最短撮影距離;1m
フォーカス; レンジファインダー
ってことで絞りを決めてピントをあわせればパチリ、とお気楽なカメラです。
散歩、とはいっても通勤途中の大正区か途中の天王寺で撮ることになるわけですが。
作例でのフィルムは Efinitiの Uxi200で現像はナニワカラーキットNです。
大正区、というと古くからの雑多な下町が広がっていて撮影していて飽きません。
環状線に乗って天王寺までくると、天王寺公園の脇を通って恵美須町方面に歩くのが好きです。少し脇道に入ると静かで人も少ないので心が疲れたときはよく歩きます。
少し懐かしいような色乗り、絞っても残る周辺減光なんかがいいですね。
35mmフォーマットでの散歩の相棒はモノクロの気分でローライ35S、カラーの気分でXAなんてのがいいかもしれません。
2012年8月20日月曜日
ひぐらしの声
日本の夏。
昭和な私はひぐらしの声のする夕暮れに蚊取り線香などたいてビールを飲むのが好きです。
Mamiya Universal Press + Sekor100mmF3.5
Fuji FP3000b
平和な日常が続いてくれていることに感謝しつつ。
2012年8月15日水曜日
Polaroid Type667
今月は家族が大阪に遊びに来ている(帰ってきている?)ため現像作業をすることが難しいし、いい機会なのでポラロイドばかり撮っている。
ポラロイド、というとおもちゃのような印象もあるかもしれないけどネガフィルムとは違って仕上がりの調整が一切できないのである意味ポジフィルムのような一発勝負の部分もあり、緊張する。
Mamiya Universal Press + Sekor100mmF3.5 / R2 filter
Type667 ( expired )
そんな中で気に入っている(とはいっても4種類しかもってないけど)のは Polaroid type667である。とはいっても生産されていない今日、eBayで期限切れのものを手に入れるしかないため、大事に使っている。
iso3000なので、日中に絞りを開けて使うためにはフィルターが必要だ。
Y2、YA2、R2を付けると下げる段数はおのおの +1、+1.5、+3となるが R2でさえ、iso400程度にしかならないので結局NDが必要だ。
自分の場合は上記モノクロフィルターに合わせてND2、ND8の2種類を使う。 つまり、ND8 + R2で iso50ぐらいになる。(iso3000は計算が面倒なので 3200として使っている。)
しかし、自分の使った印象ではそうして計算した値よりも一段アンダーで撮ったほうがコクがでるようにも思う。つまり、ND8 + R2で iso100で撮影する。
Mamiya Universal Press + Sekor100mmF3.5 / R2 filter
Type667 ( expired )
どことなく懐かしいような不思議な描写のする type667、ポラロイド社が再びがんばってくれるとうれしいのだが。
ポラロイド、というとおもちゃのような印象もあるかもしれないけどネガフィルムとは違って仕上がりの調整が一切できないのである意味ポジフィルムのような一発勝負の部分もあり、緊張する。
Mamiya Universal Press + Sekor100mmF3.5 / R2 filter
Type667 ( expired )
そんな中で気に入っている(とはいっても4種類しかもってないけど)のは Polaroid type667である。とはいっても生産されていない今日、eBayで期限切れのものを手に入れるしかないため、大事に使っている。
iso3000なので、日中に絞りを開けて使うためにはフィルターが必要だ。
Y2、YA2、R2を付けると下げる段数はおのおの +1、+1.5、+3となるが R2でさえ、iso400程度にしかならないので結局NDが必要だ。
自分の場合は上記モノクロフィルターに合わせてND2、ND8の2種類を使う。 つまり、ND8 + R2で iso50ぐらいになる。(iso3000は計算が面倒なので 3200として使っている。)
しかし、自分の使った印象ではそうして計算した値よりも一段アンダーで撮ったほうがコクがでるようにも思う。つまり、ND8 + R2で iso100で撮影する。
Mamiya Universal Press + Sekor100mmF3.5 / R2 filter
Type667 ( expired )
どことなく懐かしいような不思議な描写のする type667、ポラロイド社が再びがんばってくれるとうれしいのだが。
2012年8月14日火曜日
Helios40
ヘリオス 85mmF1.5というレンズがある。
このレンズには Helios40、Helios40-2と二つあって、前者は白鏡筒でゼニットマウント(M39)、後者は黒鏡筒でM42マウントであるが、いずれにしても大きくて重いことが特徴である。
自分のもっているのは Helios40のほうで、M39に変換アダプタをかませて無限遠を調整してもらっているM42マウントとなっている。
それをEOS7(8千円だった)につけると
ロシア製だし、ある程度のアバウトさはおいといて最近の ebayの価格があがっているのが気になる。私が数年前に eBayで落札したときは $200程度であったが、なにかあったのだろうか?
まあそれはさておき、このレンズ、モノクロフィルターと使うフィルムを工夫するととても楽しい。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
Flickrには作品を何点かアップしているけど 35mm判はローライ35Sを使うことが多いので、結果として出番が少なくなっている。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
F2.8ぐらいまで絞るとそれなりだが F1.5~2だとその独特の非収差の影響でボケもおもしろい。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
ファインダースクリーンを交換できずピントの山の見えにくい EOS7(軽くてほんとうにいいのだけど、ね)をカメラのキタムラで EOS1Vに下取り交換(差額は1.5万円だった)して気合いをいれたが・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・いまだに防湿庫の中である(涙)。
おまけによく見るとレンズの絞りに油がういてきているので修理も必要、とテンションの下がる状況ではあるが近々ツーリングに連れて行ってあげよう。
さて、週末はどこにでかけようかな。
このレンズには Helios40、Helios40-2と二つあって、前者は白鏡筒でゼニットマウント(M39)、後者は黒鏡筒でM42マウントであるが、いずれにしても大きくて重いことが特徴である。
自分のもっているのは Helios40のほうで、M39に変換アダプタをかませて無限遠を調整してもらっているM42マウントとなっている。
それをEOS7(8千円だった)につけると
ロシア製だし、ある程度のアバウトさはおいといて最近の ebayの価格があがっているのが気になる。私が数年前に eBayで落札したときは $200程度であったが、なにかあったのだろうか?
まあそれはさておき、このレンズ、モノクロフィルターと使うフィルムを工夫するととても楽しい。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
Flickrには作品を何点かアップしているけど 35mm判はローライ35Sを使うことが多いので、結果として出番が少なくなっている。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
F2.8ぐらいまで絞るとそれなりだが F1.5~2だとその独特の非収差の影響でボケもおもしろい。
EOS7 + Helios40 / Fomapan400
Rodinal 1:25 EI400
ファインダースクリーンを交換できずピントの山の見えにくい EOS7(軽くてほんとうにいいのだけど、ね)をカメラのキタムラで EOS1Vに下取り交換(差額は1.5万円だった)して気合いをいれたが・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・いまだに防湿庫の中である(涙)。
おまけによく見るとレンズの絞りに油がういてきているので修理も必要、とテンションの下がる状況ではあるが近々ツーリングに連れて行ってあげよう。
さて、週末はどこにでかけようかな。
2012年8月12日日曜日
Forty-Eightの慣らし運転
最近納車されたハーレーのスポーツスター、Forty-Eightのカスタムも少しずつ進んできた。現在のカスタムは
1)ThunderMax(アイドリングは800回転)
2)S&S Stealth AirCleaner
3)V&H slip-ons + 消音バッフル(バッフルの効果はよくわからない)
4)Kuryakin ISOグリップ(いつものやつ)
5)黒塗装されたヘッドライトトリムリング(やはり外観は大事)
といったところ。
ThunderMaxは入れてからあまり走っていないので、今日はバイクとTMの慣らしを兼ねて朝7時に家をでた。コースはよく走る奈良の道。
MAPは
より大きな地図で 朝練 を表示
カメラは・・・マミヤユニバーサルプレスに type667、FP100Cを1本ずつ。
Forty-Eightはタンク容量が少ないので給油地点に気を遣う。針テラス近くにあるGSは朝7時半からの営業だということを前回知ったのでそのぐらいに着くように出発。
TMを入れて高速に走るとエンジンがよく回ることに驚く。ただ、振動と風圧の関係もあって実際に気持ちがいいのは80-90km/hぐらいというオチもある。ここらへん、過去の相棒であるファットボブには適わないね。
給油ポイントで満タンにして(給油量4Lには泣けた)、小倉まで進んでやまなみロードを走るが、今日は時間も限られているので県道782,80号線を経て月ヶ瀬に向かう。
まだ時間も早いこともあって日差しも強くはないのでモノクロで写真を撮る。
しばらく走ると村の集会場のような場所に出ることができた。ちょうどモノクロのtype667を使い切ったのでカラーのFP100Cにフィルムを詰め替える。
その後、特に車とすれ違うことなく、あっという間に月ヶ瀬の入り口についた。
湖畔を走りながら少しずつペースを上げてみたが、やはり右コーナーはあっという間にマフラーが擦ってしまう。擦るとバイクは左に流れるし鬱陶しい。
スピードを十分に落としてリーンインで右コーナーを走ればいいわけだ。
この後はきっちりと走って針インターから名阪国道に乗って帰宅した。
ついでに iphoneで動画を撮ったので、バイクの音など聞いてやって下さい。ではまた。
1)ThunderMax(アイドリングは800回転)
2)S&S Stealth AirCleaner
3)V&H slip-ons + 消音バッフル(バッフルの効果はよくわからない)
4)Kuryakin ISOグリップ(いつものやつ)
5)黒塗装されたヘッドライトトリムリング(やはり外観は大事)
といったところ。
ThunderMaxは入れてからあまり走っていないので、今日はバイクとTMの慣らしを兼ねて朝7時に家をでた。コースはよく走る奈良の道。
MAPは
より大きな地図で 朝練 を表示
カメラは・・・マミヤユニバーサルプレスに type667、FP100Cを1本ずつ。
Forty-Eightはタンク容量が少ないので給油地点に気を遣う。針テラス近くにあるGSは朝7時半からの営業だということを前回知ったのでそのぐらいに着くように出発。
TMを入れて高速に走るとエンジンがよく回ることに驚く。ただ、振動と風圧の関係もあって実際に気持ちがいいのは80-90km/hぐらいというオチもある。ここらへん、過去の相棒であるファットボブには適わないね。
給油ポイントで満タンにして(給油量4Lには泣けた)、小倉まで進んでやまなみロードを走るが、今日は時間も限られているので県道782,80号線を経て月ヶ瀬に向かう。
まだ時間も早いこともあって日差しも強くはないのでモノクロで写真を撮る。
しばらく走ると村の集会場のような場所に出ることができた。ちょうどモノクロのtype667を使い切ったのでカラーのFP100Cにフィルムを詰め替える。
その後、特に車とすれ違うことなく、あっという間に月ヶ瀬の入り口についた。
湖畔を走りながら少しずつペースを上げてみたが、やはり右コーナーはあっという間にマフラーが擦ってしまう。擦るとバイクは左に流れるし鬱陶しい。
スピードを十分に落としてリーンインで右コーナーを走ればいいわけだ。
この後はきっちりと走って針インターから名阪国道に乗って帰宅した。
ついでに iphoneで動画を撮ったので、バイクの音など聞いてやって下さい。ではまた。
2012年8月11日土曜日
Polaroid type 669
暑い日々が続きますが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
ポラロイド、パックフィルムっていうピールアパートタイプでのカラーフィルムは現在 Fujiの FP100Cしか入手ができないが、eBayなどを覗くと時々古いポラロイドフィルムが売っている。
ってことで現在我が家の冷蔵庫の中は
・・・・
そんな古いポラロイドフィルムの中で、カラーの Type669ってのがあって、独特なノスタルジックな発色がいい。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Polaroid type669
とはいっても期限切れフィルムなのでどこらへんまでが元の色なのかは不明だったりする。とても懐かしい感じの描写でとてもいいフィルムだとは思う。
これに対して FP100Cはどちらかというとポジに近い描写だと思うがどうでしょう?
ではまた。
ポラロイド、パックフィルムっていうピールアパートタイプでのカラーフィルムは現在 Fujiの FP100Cしか入手ができないが、eBayなどを覗くと時々古いポラロイドフィルムが売っている。
ってことで現在我が家の冷蔵庫の中は
・・・・
そんな古いポラロイドフィルムの中で、カラーの Type669ってのがあって、独特なノスタルジックな発色がいい。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Polaroid type669
とはいっても期限切れフィルムなのでどこらへんまでが元の色なのかは不明だったりする。とても懐かしい感じの描写でとてもいいフィルムだとは思う。
これに対して FP100Cはどちらかというとポジに近い描写だと思うがどうでしょう?
ではまた。
2012年8月7日火曜日
モノクロームの街
ローライ35Sに Fomapan400を入れて、近所を散歩することが多い。
Rollsi35S + Fomapan400 / Rodinal 1:25
その小振りなボディーは持って歩いてもまったく苦にならないし、その場で距離を適当にあわせて撮るだけなので簡単、といえば簡単だが開放+最短というシビアな場面では外付けの距離計(私はフォクトレンダーのものを付けている)を使うこともある。
とはいってもあくまで参考までに、という程度にしかならないのでピントをはずすときははずすのだが、はまるととても気分がいい。
Rollei35S + Fomapan400 / Rodinal 1:25
陽が傾いてきた夕方など、限られた時間に小さいローライを持って歩いているといつもとは違った街がみえてくることがある。
肩肘はらずに自分の眼を通して見えている世界を撮ることはとても楽しいように思う。
Rollei35S + Fomapan400 / Rodinal 1:25
その小振りなボディーは持って歩いてもまったく苦にならないし、その場で距離を適当にあわせて撮るだけなので簡単、といえば簡単だが開放+最短というシビアな場面では外付けの距離計(私はフォクトレンダーのものを付けている)を使うこともある。
とはいってもあくまで参考までに、という程度にしかならないのでピントをはずすときははずすのだが、はまるととても気分がいい。
Rollei35S + Fomapan400 / Rodinal 1:25
陽が傾いてきた夕方など、限られた時間に小さいローライを持って歩いているといつもとは違った街がみえてくることがある。
肩肘はらずに自分の眼を通して見えている世界を撮ることはとても楽しいように思う。
Rollei35S + Fomapan400 / Rodinal 1:25
~mos~
2012年8月5日日曜日
Mamiya Universal Press
ポラロイド。
現像しなくても印刷しなくてもすぐに(正確には30秒〜1分したら)プリントを見ることのできるカメラ。そんなポラロイドで写真を撮ろう、と思い立ったのは映画監督でもあるTarkovsky の「Instant Light」という写真集を見てから。(アフィリは嫌いなのでリンクは貼らないけど、ググるとでてくると思う。)
ポラロイド独特の色合いに加えてタルコフスキーの光の使い方・情景の描写に衝撃を受けてしまったわけで。興味があったら1度ご覧になってください。
そんな私はマミヤのユニバーサルプレスっていう、ごっつくて大きい中判カメラにポラロイドバッグをつけて撮影している。このカメラはフィルムバッグを交換することで6x7, 6x9、ポラロイド(ピールアパート)が使えることが特徴なんです。
GXR + Industar69 28mmF2.8
上の写真から予想されるように、このカメラは結構重い。鉄の塊、といったそのボディーはドアにぶつかっても逆にドアの方が凹むであろうぐら頑丈だったりする。
私なり工夫として少しでも重さを軽減(というか分散、というのか?)させるために以前買って使っていなかったオプテックのストラップをつけている。このストラップは首にかかる負担も減るしおすすめである。ブロニカの頃もだいぶ助けられた記憶がある。
ちなみに、つけている露出計は以前ライカに使っていた VCメーターである。これは軽くて使いやすくて重宝する。
おまけだが、露出計は iphoneがあれば「 Pocket Light Meter」っていうアプリが使い勝手もよく、ピンポイントで露出を測るときにはよく使う。
購入時についてきたのは標準のセコール100mmF3.5レンズと6x7ホルダーだったのでポラバッグを探しまくったが、ほどなくなんとかしてヤフオクで手に入れることができた。
@@@
まずは6x7ホルダーにfujiのリアラエースをロードして出掛けた朝の帝塚山における描写から。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji RealaAce
年をとったら早起きで、というツッコミはなしにしてくれると有り難い。
2線ボケ、とかいろいろとあるとは思うけど素直な描写ではないだろうか。
ピント合わせがレンジファインダーということもあってレンズの最短撮影距離は1m。ブロニカとは違って近接はできないがそこはもう、なんていうか潔く諦める必要がある。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji RealaAce
もともとはプレス関係に使われていたカメラだけあって(当たり前だが)きっちり撮れると思う。
今回使ったリアラエースもディスコンだという。時代はやはりデジタルなんだろうけどいいものは残して欲しいと思うのは私だけだろうか。
@@@
次はポラロイドでの作例。フィルムは Fujiの FP100C。
ブロニカやハッセルとは違ってポラバッグをつけてもフィルムいっぱいに撮れることが利点だ。レンズの開放値が3.5、とLANDカメラに比べると明るいことが強み。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji FP100C
このご時世、フィルムはどんどんと追い詰められていてポラロイド社もいったんは倒産してもはやフィルムの製造をしていない。ピールアパートタイプで現役で変えるのはフジの FP100C、FP3000bのみ。そのほかは eBayとかで地道に探すしかない。値段も決して安くはない。次はFP3000bに黄色いフィルターをかましてみた作例。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 ( + Y2 ) / Fuji FP3000b
何故今更フィルムにこだわる必要があるのか?
デジタル使えばええやん、という意見もあるかとは思う。
それはちょうどなんでバイクなんかに乗るの?
暑いし寒いし濡れるし荷物も載らないし車の方がよっぽどいいのにさ。
・・・なんて命題に対する答えと一緒で、(フィルムが)好きだから、という至極単純な理由に他ならない。
所詮は趣味でしかないし、アマチュアでしかないんだけど、それなりに真剣になって楽しむって大事なことだと思うんだ。
現像しなくても印刷しなくてもすぐに(正確には30秒〜1分したら)プリントを見ることのできるカメラ。そんなポラロイドで写真を撮ろう、と思い立ったのは映画監督でもあるTarkovsky の「Instant Light」という写真集を見てから。(アフィリは嫌いなのでリンクは貼らないけど、ググるとでてくると思う。)
ポラロイド独特の色合いに加えてタルコフスキーの光の使い方・情景の描写に衝撃を受けてしまったわけで。興味があったら1度ご覧になってください。
そんな私はマミヤのユニバーサルプレスっていう、ごっつくて大きい中判カメラにポラロイドバッグをつけて撮影している。このカメラはフィルムバッグを交換することで6x7, 6x9、ポラロイド(ピールアパート)が使えることが特徴なんです。
GXR + Industar69 28mmF2.8
上の写真から予想されるように、このカメラは結構重い。鉄の塊、といったそのボディーはドアにぶつかっても逆にドアの方が凹むであろうぐら頑丈だったりする。
私なり工夫として少しでも重さを軽減(というか分散、というのか?)させるために以前買って使っていなかったオプテックのストラップをつけている。このストラップは首にかかる負担も減るしおすすめである。ブロニカの頃もだいぶ助けられた記憶がある。
ちなみに、つけている露出計は以前ライカに使っていた VCメーターである。これは軽くて使いやすくて重宝する。
おまけだが、露出計は iphoneがあれば「 Pocket Light Meter」っていうアプリが使い勝手もよく、ピンポイントで露出を測るときにはよく使う。
購入時についてきたのは標準のセコール100mmF3.5レンズと6x7ホルダーだったのでポラバッグを探しまくったが、ほどなくなんとかしてヤフオクで手に入れることができた。
@@@
まずは6x7ホルダーにfujiのリアラエースをロードして出掛けた朝の帝塚山における描写から。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji RealaAce
年をとったら早起きで、というツッコミはなしにしてくれると有り難い。
2線ボケ、とかいろいろとあるとは思うけど素直な描写ではないだろうか。
ピント合わせがレンジファインダーということもあってレンズの最短撮影距離は1m。ブロニカとは違って近接はできないがそこはもう、なんていうか潔く諦める必要がある。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji RealaAce
もともとはプレス関係に使われていたカメラだけあって(当たり前だが)きっちり撮れると思う。
今回使ったリアラエースもディスコンだという。時代はやはりデジタルなんだろうけどいいものは残して欲しいと思うのは私だけだろうか。
@@@
次はポラロイドでの作例。フィルムは Fujiの FP100C。
ブロニカやハッセルとは違ってポラバッグをつけてもフィルムいっぱいに撮れることが利点だ。レンズの開放値が3.5、とLANDカメラに比べると明るいことが強み。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 / Fuji FP100C
このご時世、フィルムはどんどんと追い詰められていてポラロイド社もいったんは倒産してもはやフィルムの製造をしていない。ピールアパートタイプで現役で変えるのはフジの FP100C、FP3000bのみ。そのほかは eBayとかで地道に探すしかない。値段も決して安くはない。次はFP3000bに黄色いフィルターをかましてみた作例。
Mamiya Universal Press + Sekor 100mmF3.5 ( + Y2 ) / Fuji FP3000b
何故今更フィルムにこだわる必要があるのか?
デジタル使えばええやん、という意見もあるかとは思う。
それはちょうどなんでバイクなんかに乗るの?
暑いし寒いし濡れるし荷物も載らないし車の方がよっぽどいいのにさ。
・・・なんて命題に対する答えと一緒で、(フィルムが)好きだから、という至極単純な理由に他ならない。
所詮は趣味でしかないし、アマチュアでしかないんだけど、それなりに真剣になって楽しむって大事なことだと思うんだ。
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